オトナの隠れ家シリーズ第6弾です。このシリーズ中で一番やりたかったことをやり切れた物件かもしれません。ワンルームですが中身の濃い工事で頭も悩ましつつ楽しめた物件です。
今回のこの物件のコンセプトは「男前な部屋造り」にしようと決めました。なので女性目線とかそういうのは全く頭から外して男性に「かっこいい、この部屋に住みたい!」と言って買ってもらえる物件を造ろうと思ってました。
まず26㎡という7.8坪、約15畳の空間をどう作るか?キッチンにトイレ、浴室に収納…悩みながら間取り案は4パターン位作りました。それだけこの部屋の広さで考えられるのも今までの経験があるからなんですが、その案の中で一番非効率なローカを曲げて取るプランを採用(写真中間取り図参照)しました。玄関ドアを開けてすべてが見えるワンルームでは面白みが無いと考え、浴槽付きの浴室を敢えて半畳のシャワーブースにすることで実現できました。
黒色基調の天井、床、壁の玄関ローカに関係者からは「….」の反応でしたが、仕上がってみると「良いね」の反応。玄関ドアも「バイオハザード」に出てくるような鉄扉の錆びドアに仕様と言った時も「….」でしたが、購入者様も気に入っていただき、ある意味正解でしたね。
ローカの壁もユニットバスを外した時にでて来たブロックをそのまま剥き出しにすることも男性らしさを出せたかなと思います。
メインの部屋は特徴的なレンガエイジング加工が印象的なものになりました。クロスを貼るよりも20倍くらいの費用が掛かりますが、見たときに引き付けるものがあります。ワンルームでこんな工事しないよ!みたいなのがやりたかったんですよね。
弊社のブログをチェックしていただいていたお客様から完成間近に連絡があり、ひとめぼれで即購入となりました。もっといろんな方にお見せしたかったのですが、写真でご勘弁を。また次の物件で思い切ったものやってみたいと思います。
動画でも見てみてください。
解説:坂本隆二
施工工事:㈱アールホーム・cosha WORKS 企画・販売・事業主:㈱アールホーム 参考再生施工金額:3,5000,000円(消費税、家具の値段は含まれておりません)